取引で損をしないための知っておくべき最低限のこと!今さら聞けない投資初心者のための「超」基礎知識~第3章~





取引で損をしないためにいくつか最低限のことを学んでみようか!
・FX取引における手数料!スプレッドとは?
・通貨の取引単位って?
・通貨ごとにも特徴がある!
【1】FXの取引にも手数料(スプレッド)がかかる!スプレッドとは?
ニュースなどのテレビで為替レートの件が報じられる際に、「現在の外国為替市場は米ドル/円で現在1ドル108円70銭から108円73銭の間で取引されています」といった表現をされていますが、これが1ドルを買う場合は108円73銭で、売る場合は108円70銭ですよって意味になってます。
買うならこの値段!売るならこの値段!という風にすべての通貨ペアに・FX会社によってもその差はまちまちですが全て設定されています
なので、一瞬のうちに、買って!ハイ売って!としたとしても、値動きがゼロだとしても、3銭分手元のお金が減ることになります。
為替レートの変動を利用しながら取引を行うFXですが、この「通貨を買う場合の値段(ASK)と通貨を売る場合の値段(BID)の二つの差」をスプレッドと言います(o・・o)/
上の画像は例として作った米ドル/円の取引をする際の仮為替レート画像ですが、買う場合は100.003円で、売るなら100.000という意味で、この場合はスプレッド0.003円といい現わすことが出来ます。
具体的にスプレッドがいくらになるのかというと
10,000通貨($10,000)分「買う」場合は日本円にすると¥1,000,030必要であり、
10,000通貨($10,000)分全部売ろうとしたら日本円の価値で¥1,000,000になるということでこの差30円というのがスプレッドになります。
この数値は常時更新・変化し、大きくいきなり値幅が出ない限りは基本的には一定の間隔をあけながらどちらも変化していきます。
この一定の間隔がスプレッドとなるのですがFX会社によって同じ通貨ペアでも違うこともよく見られます。
なので、FXトレードで利益を出したい場合は、このスプレッドが狭ければ狭いほど利益が出しやすいともいえるので取引する前に事前にいろいろなFX会社を比較することが大事になっていきます(*´ω`*)
また、スプレッドは外貨預金の手数料とコストの比較として使われたりしますが、外貨預金の手数料とFX取引でのスプレッドでは、比較するとスプレッドのほうが低い傾向がみられます。
スプレッドとは
通貨ペア毎に常に「買い値(ASK)」、「売り値(BID)」の二つの値段があり、その差をスプレッドと呼ぶ。
スプレッドは同じ通貨ペアでもFX会社によって変わってくるので注意が必要です。
【2】通貨の取引単位とは?FX取引での基本は1万通貨!
FX会社によって「最低取引通貨単位」と呼ばれる取引の通貨単位があります。
取引の通貨単位とは?
1通貨とは、その国の通貨の単位を表します。
米ドル/円だと1通貨は$1のことで、USD/JPYが100.000のとき、$1=¥100と同義です。
10,000通貨は$10,000と同義になります。
ドル/円の場合は1通貨は1ドル
ドル/円が108.900ならば
$1=¥108.900ということを表しています。
ユーロ/円の場合は1通貨は1ユーロ
ユーロ/円が120.200ならば
€1=¥120.200ということを表しています。
ユーロ/ドルの場合は1通貨は1ユーロ
ユーロ/ドルが1.10350ならば
€1=$1.10350ということを表しています。
ほとんどのFX会社が基本的には最低取引通貨単位を10,000通貨が多いのですが、だんだん1,000通貨から取引できるFX会社も増えてきました٩(。•ω•。)و
この最低取引通貨単位が「1,000通貨」ですよってあればドル/円であれば$1,000の取引からでき、日本円で治すと上記を例で¥108,900分の取引となります。
この場合、最低でも1回の取引に($1,000=¥108,900)この金額の取引をしてください ということです。
この最低取引通貨単位が小さければ小さいほど必要になる資金が少なくて済みます(`・ω・´)
一部のFX会社では最低取引通貨単位が「1通貨」からや「100通貨」からというところも出てきています(o・・o)/
FX会社の比較記事で最低取引通貨単位も比較しています。
FX取引のメリットでも触れていますがFXにはレバレッジをかけての取引も可能なので、さらに資金はその分抑えて取引することも可能なのです。
レバレッジは使い方によってはメリットにもデメリットにもなりえる仕組みなので、まずはレバレッジの仕組みも必ず理解をしてから取り入れるようにしてください(`・ω・´)
レバレッジについては以下の記事で触れていますので参考にしてみてください。
【3】主要通貨の特徴
世界では様々な通貨が使用されており、各国の政治状況や経済状況、地域性などを背景として国ごとに様々です。
通貨(国)の将来性を予測するFX取引において、各通貨の特性や値動きの特徴を知ることが出来れば、より優位な取引が可能になるといえます。
ただ初心者の場合は自国通貨である円をからめた通貨ペアのクロス円(〇〇〇/JPY)の方がわかりやすいかと思います。
なので通貨の項目はクロス円での基準で紹介していきます。
そのため、日本円の項目は特徴以外は空欄になります。
自国通貨で最もなじみのある通貨!触れたことのない人はいない!
値動き | 小☆☆☆☆☆大 |
金利 | 低金利 |
特徴 | 私たちにもっともなじみのある通貨。日本は金融緩和の真っただ中にあるために超低金利通貨として知られています。日本円を売って高金利通貨の外国通貨を買うことでスワップポイント投資に利用されることも多く見られます。世界シェア率第3位で安全通貨としても認知されています。 |
注目指標等 | — |
世界の『基軸通貨』!注目度が高く取引量は一番!
値動き | 小★★☆☆☆大 |
金利 | 普通(2~2.5%) |
特徴 | 米国の金利・政治動向に特に敏感。世界の政治・経済情勢だけでなく「基軸通貨」というところからも戦争やテロ等の『有事』の場合にも相場は大きく動きやすくなる。雇用統計やFOMCの発表時期は特に注目されており、その場合も大きく動きやすい傾向にある。 |
注目指標等 | FOMC(連邦公開市場委員会)、米雇用統計、個人消費支出、四半期実質国内生産(GDP) |
米ドルに次ぐ第2の基軸通貨!EU加盟国の使用通貨!
値動き | 小★★★☆☆大 |
金利 | 低い(0.00%) |
特徴 | ユーロは一つの国の通貨ではなく複数の国の統一通貨という立ち位置から、他の通貨と比べると独特なものになります。そのため、金融政策や経済指標が数が多くなりがちで、複数の国の動きに注目する必要があります。ユーロ圏の金融政策を決定し執行するECB(欧州中央銀行)の動向に反応しやすく、ユーロ圏の主力であるドイツの経済指標によっても動きやすい。 |
注目指標等 | ECB(欧州中央銀行)政策金利、IFO企業景況感指数、ZEW景況感指数、四半期域内総生産(GDP) |
激しい値動きが人気の秘密!
値動き | 小★★★★★大 |
金利 | 低め(1%前後) |
特徴 | 正式名称スターリング・ポンド。イギリスはEUに加盟しているものの、ユーロを導入せずポンドを使用している。しかし、ユーロの値動きと連動しやすい傾向にあるようです。ドル・ユーロ・円に次ぐ世界第4位の取引量を誇る通貨。 |
注目指標等 | BOE(イングランド銀行)政策金利、雇用統計、インフレレポート、小売売上高 |
投資家に根強い人気!資源国・高金利通貨の代表格!
値動き | 小★★☆☆☆大 |
金利 | 高め(0.5~1.5%) |
特徴 | 高金利通貨として人気がありスワップポイント投資に人気が高い。そのため、政策金利・インフレ率に敏感に反応する傾向がみられます。金、石炭、鉄鋼石など資源が豊富な国であることから、資源価格や資源の輸出割合が多い中国の景気動向にも左右されやすい傾向。 |
注目指標等 | RBA(オーストラリア準備銀行)政策金利、新規雇用者数、失業率、小売売上高、消費者物価指数 |
豪ドルと似た動きをする!金利も魅力!
値動き | 小★★☆☆☆大 |
金利 | 高め(0.5~1.5%) |
特徴 | オーストラリアと地理的に近く、経済・政治での結びつきも強いことから、豪ドルと似たような相場の値動きになりやすい傾向に。中国向けの輸出が多く中国への景気動向にも左右される点も豪ドルと類似点。 |
注目指標等 | RBNZ(ニュージーランド準備銀行)政策金利、雇用統計 |
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